【現地レポ】第二回東京国際サメ映画祭がカオスで最高!初心者もハマる「サメ映画」の沼へようこそ

【現地レポ】第二回東京国際サメ映画祭がカオスで最高!初心者もハマる「サメ映画」の沼へようこそ

サメ映画祭 イベントロゴ

2025年の夏、東京・池袋がサメの熱狂に包まれました。2025年7月4日(金)から8月3日(日)にかけて池袋HUMAXシネマズで開催された「第二回東京国際サメ映画祭」。. [1] 昨年の大成功を受け、開催期間も上映作品数も大幅にスケールアップしたこのイベントは、まさに「サメ映画の祭典」と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せました。この記事では、サメ映画を観たことがない初心者の方にも分かりやすく、この奇祭の全貌と「サメ映画」そのものの魅力について、徹底的にレポートします。

そもそも「サメ映画」って何? B級・Z級も愛されるカオスな世界

「サメ映画」と聞いて、多くの方がスティーヴン・スピルバーグ監督の不朽の名作『ジョーズ』(1975年)を思い浮かべるでしょう。. [21] まさに、この作品がジャンルの金字塔であり、原点です。. [21] しかし、現代の「サメ映画」は、単なる海洋パニック映画の枠を遥かに超えた、 độc自の進化を遂げています。

「ツッコミ待ち」が基本? Sharksploitationの魅力

近年のサメ映画ブームを語る上で欠かせないのが、「Sharksploitation(シャークスプロイテーション)」と呼ばれる作品群です。. [22, 23] これは「Shark(サメ)」と「Exploitation(搾取・便乗)」を組み合わせた造語で、低予算であることを逆手に取り、荒唐無稽な設定やチープなCG、ご都合主義な展開を「味」として楽しむ映画ジャンルを指します。. [22, 23]

  • 竜巻に乗ってサメが空から降ってくる(『シャークネード』)
  • 古代の巨大ザメが現代に蘇る(『MEG ザ・モンスター』)
  • 幽霊のサメが襲ってくる(『OUIJA SHARK』シリーズ)
  • サメとタコが合体する(『シャークトパス』)

このように、もはや何でもありの世界。映画の完成度を評価するのではなく、「次はどんなトンデモ設定が飛び出すんだ?」と、制作者の狂気(褒め言葉です)にツッコミを入れながら鑑賞するのが醍醐味なのです。今回の映画祭は、まさにこのSharksploitationの魅力が凝縮されたイベントでした。. [21]

ジョーズ 映画ポスター

熱狂の10日間!「第二回東京国際サメ映画祭」徹底レポート

昨年の第一回は4日間で1000人以上を動員し、熱狂的なファンに支えられて大成功を収めました。. [1, 2, 8] その勢いを受け、今年はクラウドファンディングで目標額の280%を超える支援を集め、開催期間を10日間に拡大。. [2] 上映作品も国内外から選りすぐりの15本がラインナップされました。. [3, 4]

イベント概要

項目 内容
開催期間 2025年7月4日(金)~8月3日(日)
会場 池袋HUMAXシネマズ
主催 東京国際サメ映画祭実行委員会. [1]
上映作品数 長編15作品. [3, 4]
特記事項 クラウドファンディングで目標額の280%超を達成. [2]

衝撃のラインナップ!B級からアニメまで珠玉の15作品

本映画祭の魅力は、何と言ってもその多様な作品群にあります。血湧き肉躍るアクションから、腹を抱えて笑うコメディ、そしてまさかのファミリー向けアニメまで、ありとあらゆる「サメ」がスクリーンを泳ぎ回りました。

注目の上映作品

特に話題を呼んだ作品をいくつかご紹介します。

  • 『温泉シャーク』:日本の温泉地にサメが出現するという、特撮愛あふれる純国産パニックアクション。. [5] クラウドファンディングで制作されたことでも話題になりました。
  • 『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』:大人気コミックを原作とする、ハートフルなアニメ映画。. [7, 13] サメ映画祭のクロージング作品として先行上映され、異彩を放っていました。. [7, 13, 19]
  • 『松島トモ子 サメ遊戯』:B級映画の帝王・河崎実監督が、あの松島トモ子を主演に迎えたコメディアクション。. [6, 20]
  • 『WHITE DEATH』:1936年制作のオーストラリア映画。. [9] 『ジョーズ』より約40年も前に作られた貴重な作品で、映画史的にも価値の高い一本です。. [9]
  • 海外のB級・Z級続編シリーズ:『OUIJA SHARK 3』や『JURASSIC SHARK 4』など、B級ファンにはお馴染みのシリーズ最新作がワールドプレミア上映されるなど、マニア垂涎のラインナップとなりました。. [12, 18]

温泉シャーク ポスター

全上映作品リスト

タイトル ジャンル / 特徴 製作年(国)
映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち ファミリー向けアニメ 2025年(日本). [7]
温泉シャーク 特撮パニックアクション 2024年(日本). [5]
松島トモ子 サメ遊戯 B級コメディアクション 2024年(日本). [6]
ジョーズ・イン・ジャパン ホラー/モキュメンタリー 2009年(日本). [6]
OUIJA SHARK 3 ホラー 2024年(米国). [12]
JURASSIC SHARK 4: Metal Machine Mako ホラーアクション 2024年(米国). [12]
Narco Sharks SF/アクション 2023年(米国). [12]
Graveyard Shark ホラー 2024年(米国). [12]
シャーク・ネオ 爆破全滅作戦 アクション 2023年(伊?). [12]
SHARK BOY MEETS GIRL ホラー/コメディ 2023年(日本). [12]
MARINA ザ・モンスター ホラー・コメディ 2006年(カナダ). [10, 11]
WHITE DEATH 冒険映画(実録) 1936年(豪州). [9]
CHUM ホラー 2023年(カナダ?). [12]
クラウンシャーク -帰ってきた””それ””- B級ホラー 2024年(米国). [12]
サメナプトラ ホラー 2023年(米国). [12]

観客も主役!ゲスト登壇と「応援上映」の熱気

この映画祭が単なる上映会と一線を画すのは、その参加型企画の豊富さです。開幕作『ジョーズ・イン・ジャパン』では、お笑い芸人のサンシャイン池崎さんがゲスト登壇し、会場は爆笑の渦に。. [17] さらに、海外作品の監督がオンラインで舞台挨拶を行ったり、人気VTuberのksonさんが登壇したりと、連日豪華なイベントが続きました。. [18]

特に象徴的だったのが、『温泉シャーク』で実施された「応援上映」です。. [20] これは、声出し、サイリウム、ツッコミが許可された上映回で、観客はスクリーンに向かって「危ない!」「そこだ!」と叫び、一体となって映画を楽しみます。SNS上では、「#サメ映画祭」のハッシュタグと共に、熱狂の様子が多数報告されていました。

また、会場のグッズ売り場は常に長蛇の列。. [14, 15] 限定パンフレットやTシャツはもちろん、『温泉シャーク』のクリアファイルやキーホルダーは即完売するほどの人気ぶりで、ファンの熱量の高さが伺えました。. [15, 16, 21]

主催者が語る「サメ映画への愛」

この熱狂的なイベントを支えているのは、サメ映画を心から愛する有志による実行委員会です。実行委員長の「サメ映画ルーキー」氏は、「サメ映画の盛り上がりは止まるどころか高まる一方」と語ります。. [22] 7年越しの準備期間を経て実現したこの映画祭には、ニッチなジャンルだからこそ、その魅力を広めたいという強い想いが込められています。

「昨年の第一回は1,000人以上の熱心なファンに支えられた。今年はさらに上映本数も増え、規模も拡大。『ジョーズ』50周年を祝うにふさわしい、日本随一のサメ映画特化型映画祭になった」. [2, 23]

主催者のこの言葉通り、映画祭は単なる作品上映の場ではなく、ファンと制作者が交流し、サメ映画への愛を共有するコミュニティとして機能していました。

まとめ:サメ映画の沼は、熱くて楽しい!

「第二回東京国際サメ映画祭」は、サメ映画というジャンルの奥深さと、それを支えるファンの底知れぬ熱量を体感できる、最高のイベントでした。怖いだけじゃない、笑えて、ツッコめて、一体になれる。そんなカオスな魅力に満ちたサメ映画の世界は、一度足を踏み入れたら抜け出せない「沼」かもしれません。

この記事で少しでも興味を持った方は、ぜひ来年の開催を期待しつつ、まずは配信サービスなどで気になるサメ映画をチェックしてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの知らない新たな映画の楽しみ方が見つかるはずです。

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【現地レポ】第二回東京国際サメ映画祭がカオスで最高!初心者もハマる「サメ映画」の沼へようこそ

サメ映画祭 イベントロゴ

2025年の夏、東京・池袋がサメの熱狂に包まれました。2025年7月4日(金)から8月3日(日)にかけて池袋HUMAXシネマズで開催された「第二回東京国際サメ映画祭」。昨年の大成功を受け、開催期間も上映作品数も大幅にスケールアップしたこのイベントは、まさに「サメ映画の祭典」と呼ぶにふさわしい盛り上がりを見せました。この記事では、サメ映画を観たことがない初心者の方にも分かりやすく、この奇祭の全貌と「サメ映画」そのものの魅力について、徹底的にレポートします。

そもそも「サメ映画」って何? B級・Z級も愛されるカオスな世界

「サメ映画」と聞いて、多くの方がスティーヴン・スピルバーグ監督の不朽の名作『ジョーズ』(1975年)を思い浮かべるでしょう。まさに、この作品がジャンルの金字塔であり、原点です。しかし、現代の「サメ映画」は、単なる海洋パニック映画の枠を遥かに超えた、 độc自の進化を遂げています。

「ツッコミ待ち」が基本? Sharksploitationの魅力

近年のサメ映画ブームを語る上で欠かせないのが、「Sharksploitation(シャークスプロイテーション)」と呼ばれる作品群です。これは「Shark(サメ)」と「Exploitation(搾取・便乗)」を組み合わせた造語で、低予算であることを逆手に取り、荒唐無稽な設定やチープなCG、ご都合主義な展開を「味」として楽しむ映画ジャンルを指します。

  • 竜巻に乗ってサメが空から降ってくる(『シャークネード』)
  • 古代の巨大ザメが現代に蘇る(『MEG ザ・モンスター』)
  • 幽霊のサメが襲ってくる(『OUIJA SHARK』シリーズ)
  • サメとタコが合体する(『シャークトパス』)

このように、もはや何でもありの世界。映画の完成度を評価するのではなく、「次はどんなトンデモ設定が飛び出すんだ?」と、制作者の狂気(褒め言葉です)にツッコミを入れながら鑑賞するのが醍醐味なのです。今回の映画祭は、まさにこのSharksploitationの魅力が凝縮されたイベントでした。

ジョーズ 映画ポスター

熱狂の10日間!「第二回東京国際サメ映画祭」徹底レポート

昨年の第一回は4日間で1000人以上を動員し、熱狂的なファンに支えられて大成功を収めました。その勢いを受け、今年はクラウドファンディングで目標額の280%を超える支援を集め、開催期間を10日間に拡大。上映作品も国内外から選りすぐりの15本がラインナップされました。

イベント概要

項目 内容
開催期間 2025年7月4日(金)~8月3日(日)
会場 池袋HUMAXシネマズ
主催 東京国際サメ映画祭実行委員会
上映作品数 長編15作品
特記事項 クラウドファンディングで目標額の280%超を達成

衝撃のラインナップ!B級からアニメまで珠玉の15作品

本映画祭の魅力は、何と言ってもその多様な作品群にあります。血湧き肉躍るアクションから、腹を抱えて笑うコメディ、そしてまさかのファミリー向けアニメまで、ありとあらゆる「サメ」がスクリーンを泳ぎ回りました。

注目の上映作品

特に話題を呼んだ作品をいくつかご紹介します。

  • 『温泉シャーク』:日本の温泉地にサメが出現するという、特撮愛あふれる純国産パニックアクション。クラウドファンディングで制作されたことでも話題になりました。
  • 『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』:大人気コミックを原作とする、ハートフルなアニメ映画。サメ映画祭のクロージング作品として先行上映され、異彩を放っていました。
  • 『松島トモ子 サメ遊戯』:B級映画の帝王・河崎実監督が、あの松島トomo子を主演に迎えたコメディアクション。
  • 『WHITE DEATH』:1936年制作のオーストラリア映画。『ジョーズ』より約40年も前に作られた貴重な作品で、映画史的にも価値の高い一本です。
  • 海外のB級・Z級続編シリーズ:『OUIJA SHARK 3』や『JURASSIC SHARK 4』など、B級ファンにはお馴染みのシリーズ最新作がワールドプレミア上映されるなど、マニア垂涎のラインナップとなりました。

温泉シャーク ポスター

全上映作品リスト

タイトル ジャンル / 特徴 製作年(国)
映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち ファミリー向けアニメ 2025年(日本)
温泉シャーク 特撮パニックアクション 2024年(日本)
松島トモ子 サメ遊戯 B級コメディアクション 2024年(日本)
ジョーズ・イン・ジャパン ホラー/モキュメンタリー 2009年(日本)
OUIJA SHARK 3 ホラー 2024年(米国)
JURASSIC SHARK 4: Metal Machine Mako ホラーアクション 2024年(米国)
Narco Sharks SF/アクション 2023年(米国)
Graveyard Shark ホラー 2024年(米国)
シャーク・ネオ 爆破全滅作戦 アクション 2023年(伊?)
SHARK BOY MEETS GIRL ホラー/コメディ 2023年(日本)
MARINA ザ・モンスター ホラー・コメディ 2006年(カナダ)
WHITE DEATH 冒険映画(実録) 1936年(豪州)
CHUM ホラー 2023年(カナダ?)
クラウンシャーク -帰ってきた””それ””- B級ホラー 2024年(米国)
サメナプトラ ホラー 2023年(米国)

観客も主役!ゲスト登壇と「応援上映」の熱気

この映画祭が単なる上映会と一線を画すのは、その参加型企画の豊富さです。開幕作『ジョーズ・イン・ジャパン』では、お笑い芸人のサンシャイン池崎さんがゲスト登壇し、会場は爆笑の渦に。さらに、海外作品の監督がオンラインで舞台挨拶を行ったり、人気VTuberのksonさんが登壇したりと、連日豪華なイベントが続きました。

特に象徴的だったのが、『温泉シャーク』で実施された「応援上映」です。これは、声出し、サイリウム、ツッコミが許可された上映回で、観客はスクリーンに向かって「危ない!」「そこだ!」と叫び、一体となって映画を楽しみます。SNS上では、「#サメ映画祭」のハッシュタグと共に、熱狂の様子が多数報告されていました。

また、会場のグッズ売り場は常に長蛇の列。限定パンフレットやTシャツはもちろん、『温泉シャーク』のクリアファイルやキーホルダーは即完売するほどの人気ぶりで、ファンの熱量の高さが伺えました。

主催者が語る「サメ映画への愛」

この熱狂的なイベントを支えているのは、サメ映画を心から愛する有志による実行委員会です。実行委員長の「サメ映画ルーキー」氏は、「サメ映画の盛り上がりは止まるどころか高まる一方」と語ります。7年越しの準備期間を経て実現したこの映画祭には、ニッチなジャンルだからこそ、その魅力を広めたいという強い想いが込められています。

「昨年の第一回は1,000人以上の熱心なファンに支えられた。今年はさらに上映本数も増え、規模も拡大。『ジョーズ』50周年を祝うにふさわしい、日本随一のサメ映画特化型映画祭になった」

主催者のこの言葉通り、映画祭は単なる作品上映の場ではなく、ファンと制作者が交流し、サメ映画への愛を共有するコミュニティとして機能していました。

まとめ:サメ映画の沼は、熱くて楽しい!

「第二回東京国際サメ映画祭」は、サメ映画というジャンルの奥深さと、それを支えるファンの底知れぬ熱量を体感できる、最高のイベントでした。怖いだけじゃない、笑えて、ツッコめて、一体になれる。そんなカオスな魅力に満ちたサメ映画の世界は、一度足を踏み入れたら抜け出せない「沼」かもしれません。

この記事で少しでも興味を持った方は、ぜひ来年の開催を期待しつつ、まずは配信サービスなどで気になるサメ映画をチェックしてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの知らない新たな映画の楽しみ方が見つかるはずです。